最低の帰省(T.T) 12
2003/09/08 17:00
先に、然別湖で温泉に入っちゃおうか悩みましたが、ちょっとだけ食べてみたかったブタ丼屋さんが、
ガードレールもなく、退避場所以外にはすれ違いも困難な山道を、疾走し糠平に到着です
本当は、「幻の橋」を撮るつもりでいましたが、
日も暮れてきてるし、さぶいし、今年は水没してるって噂だし、お腹も ぺこちゃんなので、
考えるまでも無くパスです
お目当てのブタ丼屋さんを探していると
あったあったありましたよ。
「え゛ こんな店なの?」 |/( ̄ロ ̄;)\| まじ~~?
ちょっと入るのに躊躇する店構えです。
(豪華と言う意味ではありません)
駐車場が店の入り口と接しているので躊躇しながらも、写真を撮ろうとしていると
店の主人が怪訝そうな顔して出てきました
「・・・・・・」(#¬_¬)
「・・・・・・ども」(-_-;)
気まずい雰囲気です
写真は諦めて店に入り席に付きます。
品書きは
ブタ丼 \1000
ブタ丼(大) \1500
(ん~。どっちにしようかな・・・)
(安い方にしよ・・・)
「大の方はビックリするぞ!!」
「んぢゃ 大・・・」
(並って言えませんでした・・・食いきれねーだろ・・・)
少しだけ店主と話をしながら待っていると出てきました。ブタ丼(大)
ご飯が、丼ぶり上面ギリギリまで入っていて、その上に丼ぶりから、はみ出してる大きさのブタが三枚。
(く、くいきれねー(汗)
この店主、ものすごい話好きで、いっこうに途切れません。
っうか早く食いたいんすけど。。。
「うまい!!」 (∩.∩)にんまり
噂に違わぬ旨さです。
しばらくすると
「漬物あるけど食うか?」
「あぅ、、たべまふ」
・・・漬物嫌いぢゃん。俺・・・
好意で言ってくれてるのを断る事できない気弱な私・・・
多すぎる御飯の量と食えない漬物を、どうにか押し込み、店を出ようとしますが
まだ、話が止まりません
隙を見て、逃げ出しちやいましよう((((((((^_^;)さささささっ
さっき来た道を然別湖まで引き返します
もぉぉぉぉ霧でなんも見えないじゃん
最低の帰省(T.T) 11
2003/09/08 16:00
待つこと30分・・・・
さらに待つこと30分・・・・
姿はおろか、声さえも聞こえてきません ( ̄ ̄ ̄- ̄ ̄ ̄)
当然のように、お姉ちゃんとの会話もありません
と!!その時
「ぴちゅ」
きたぁ~!!泣き声は登場の合図です。近いぞ!!ラブラブ ぶらぶらしてた二人はカメラに飛びつきます。
「りすだっ!!」 (o_ _)oドテッ!
ぐっふぁ~。だめぢゃん。なして、このタイミングで君が出てくるの?
この子が出てくると「ナキウサギ」は姿を現しません
本来、リスとの生活圏は別れており、共存関係にはなかったはずなのですが、
とりあえず、シマリスを写真に収めますが、長玉の200mmでは、落ち着きなく走り回る
(まるで、だれかさんみたいです(笑))
「どこいった??」?( ̄ー ̄?).....??あれ??
ファインダーから顔を離し、キョロキョロしていると、視線を感じます。
っうか俺様の足元でσ(^_^)を見上げてる君は「しまりす君!?」
「ヾ(°∇°*) オイオイ 君は本当に野生動物???」
その後30分 泣き声一つ聞こえて気やしません
隣のお姉ちゃんは撤収の準備を始めました
「出て着ませんね・・・ぢゃあ、お先に失礼しますね。」
「あと30分位は粘ってみますよ(帰っちゃうの???・・・)」
北海道の山腹で篠突く雨の中ひとりぼっちになっちゃいました。
いきなり寒さが襲ってきました (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
あたり前です。気温一桁の中ビショビショのズボンで、すでに1時間半は立ったままなんですから
15分位、悩んでましたが
「・・・かえろ・・・」
勇気ある撤退です。
「明日の為に今日の屈辱に耐えるんだ!! それが漢だ!!」
「沖田さん。漢だったら戦って戦って戦い抜いて、
by 宇宙戦艦ヤマト 冥王星回戦
漢もクソもありません。
さぶくてしんじやいます
こんな山の中で、しんぢゃったら馬に食われて骨も出てきません
一人寂しく、熊笹かき分けて下山してますが、
夕闇せまる中、さっきより こわいっす・・・
また、うた歌いながら歩いていますが、
何を歌ってたかはスッカリ覚えてません(爆)
最低の帰省(T.T) 10
おっ、彼女から声掛けてくれました。
一気に場がなごみましたね
「今日は、彼女 出てきました?」
「まだなんですよぉ」
はい。『彼女』と言うのは氷河期の生き残り『なきうさぎ』なんですね
・・・・話が続きません
漢のσ(^_^;)?は、こうゆうシチュエーション苦手です(;^_^Aフキフキ
とりあえずカメラと三脚をセットしましょう
「あれ?」
なんか変です。?(・_。)?(。_・)?
「あっ!」
普通、レンズと三脚を接続するところをカメラと三脚くっ付けちゃいました(; _ _ )/
どうやら、まだ上ずっているみたいです。
と、ここでまたもやトラブルです
雨の日様のカメラに被せるカバー忘れちやいました
仕方が無いので、カバンの中にあった物で間に合わせましょう
同級生
かれこれ25年ぶりだったのだが、一目で判ったよ。タンソク・寸詰まり体形
毎年一人や二人 懐かしいヤツに会うんだよなぁ。
男ばっかだけど。女はやっぱ嫁いで逝っちゃうんだろうなぁ
なによりも驚いたのは、そいつのカミサン。フィリピ―ナ
なんと言っていいか解らんもんだなぁ
小学校
担任の先生は20代の二年目の女性先生
早速、お母さん達の陰口攻撃が始まってましたね。
「はずれ組みだわね」
「学級崩壊しないかしら」
っうか、まず家庭教育ありきだろ!?
学級崩壊させるような教育を我が子にしてきたのか?
ばか親どもが!!
最低の帰省(T.T) 9
2003/09/08 14:30
人、一人歩ける位の幅ですが、通路が階段状になっているので、難なく登っていけます。
しばらく進むと辺りは苔むした倒木や熊笹に覆われてきて、もう既に膝から下は、びしょびしょです
そんな事よりも、
「・・・熊出そう。。。」
ひしひしと恐怖心が押し寄せて来ちゃいました
熊除けの鈴も持って来てないし、たいてい人が居るって聞いていたのに
σ(-_-;)しか、いやしません
「そうだ!! うた、歌おう」
「ある日♪森の中 くまさんに♪ 出会った」
って違うだろ
やり直し
ドラえもんの歌 口ずさみながら、手に持っていた三脚をガシガシ音を立てて、登っていきます
恐怖心と日ごろの運動不足がたたってゼイゼイ言ってるんですけど・・・|/( ̄ロ ̄;)
その時、目前にパァーっと景色が開けました
「ガレ場だぁ」
ん?「先客1人ありだ」
んん?「迷彩色のカッパは女?」
おお~「若いお姉ちゃんぢゃん」
っうか今、あ~た
『びっくっ!!ってしたでしょ!? びくうぅぅって!!』
当たり前です。σ(^_^;)の格好と言えば仮にも山登りなのに、傘と割烹着みたいなトリコロールのジャケットに、ジーパンです。
でも、こんな雨降る山中に若い女の子1人って
「あ~た、犯されたいの??」
襲っちゃいましょうか( *^)(⌒* )
なんて考えてるよりも、この場の重い空気をなんとかせねば
最低の帰省(T.T) 8
「そろそろ、腹がへったな・・・」
既に14時近いし、コンソメとネクターしか口にしていません
と、思ってた矢先に道道54への右折路でロ-ソン発見
「いつもの昼飯と同じぢゃん・・・」
オニギリとサンドイッチをレジに持っていくと
「オニギリ温めますか?」
寒冷地特有の問いには
「いんない」
当たり前です。漢のオニギリは冷たいのが基本です
車に戻ってサンドイッチを頬張りながらナビを見ていると
【R38-道道75-R274】の表示。
「どう見ても道道54経由の方が近いよなぁ・・・」
「あれ? 道道54って舗装路だっけ??? しんない道道は走っちゃいけないって誰かさんが言ってたよなぁ(爆)」
しまったダートだろうがヾ(°∇°*) オイオイ
閉まったダートだろうが( ̄^ ̄)
もう、行っちゃいましょう。
どうやら路面は荒れてはいますけど、立派な舗装路です。
アップダウンのある緩いカーブの続く酪農地帯を走りぬけ、目指す然別湖が目前になった時
前方にベンツ発見
あんまりユックリなんで登板車線から抜いちゃいましょう
「うっ・・・ちっと強引だったかなぁ」
後先考えないσ(^_^;)は急にビビリモード
「こんな山ん中で撃たれたられたら。熊の餌になって、骨も発見されねーよ」
今まで以上にダッシュして引き離しにかかりました
ワンコーナー引き離したところで飛び込んで来た光景は目的地の脇道
「げっ!! まだ、ちっとしか引き離してないぢゃん」( ゜ ▽ ゜ ;)
考える暇もなく目的の脇道に飛び込み茂みの影でエンジンストップ
( ̄ー ̄)( ̄ ̄ー ̄ ̄)( ̄ ̄ ̄ー ̄ ̄ ̄)
ふぅ・・・どうやら行ちゃったみたいです
ふと、気が付くと さっきより雨足が強くなってるような気が・・・
「うそつきぃ~」
最低の帰省(T.T) 7
「1~2分停まって地図を確認すればいいのに」って声が聞こえて来そうですけど
漢(おとこ)は己の信じる道を突き進むのみ!!
10年以上前に一度来たきりですけど、一度見れば十分です。雨も相変わらず降ってるし
では何故来たかと言えば、「ゾーン」を見る為です。
うろうろ探す事5分
あっ、ありました。ありました。「ゾーン」が。
計画段階から、ここに寄るつもりでは居たんですけど、
「物」を持ってくる事は全然、頭にありませんでした┗(-_-;)┛
。(-_-)ゞ゛うむ~~たたずむ事 5分・・・・
皆と同じ事するのは好きぢゃないけど
仲間はずれは、もっと嫌
( ・o・)ハッ!
おもむろにポケット探ります
メモ帳をひっちゃぶいてφ(..;)かきこき
『らでっつ 参上!!』
そこらの画鋲を引き抜いて「くちゅ」って刺して来ましたよ(( ( (ヽ(;^^)/
これだけの為に1時間以上の遠回りしちやいました
相合傘のカップルが居ましたが、羨ましくなるので見なかった事にして、灰皿代わりの缶ジュースを買ってナビを然別湖にセットし
スタートしようとした時に、またぢゃまが入りました
「然別湖は降ってないらしい。然別湖へ急げ!!」
前言取り消してダッシュです
帯広に向かってR236を、しばらく走ると「帯広川西IC-帯広芽室IC 通行無料」の掲示板が目に飛び込んできました
「おっ、無料なんだ!!。でも芽室ICまで走ると近いよなぁ・・・」
○ただ
×自腹イヤ
0.001秒で帯広芽室ICで降りる事に決定です。
ナビは、相変わらず畑の中を疾走してますが畑の中を150Kで走っているだけあって、一台も車見かけません(爆)